ビーストプリンセス -月の神子は緑の中原で- (B's-LOG文庫)
著者:志麻 友紀
エンターブレイン(2011-01-17)
作品内容
リョウ兄が好き……想いを自覚したツキ。“兄弟”の絆が今、奇跡を起こす!!
ツキが少女の姿から戻れなくなってしまった――それ以来、リョウとの兄弟仲はどこかぎくしゃくしたものに。それでも旅を続け、ついに中原へと辿り着いた一行だったが、ハクタクの策謀により全員捕らえられてしまう! 一人後宮へと連れて行かれたツキは、仲間の命と引き換えに、皇帝との夜伽を命じられ……!? その頃、「黒き月の神子」もまた、リョウを手に入れんと動き出した! ヒトかケモノか、「月の王女」が“愛する人”を選んだとき、世界の運命が決まる!! “月”を巡る運命の旅、堂々の終幕!
2011年1月にエンターブレイン(B’s‐LOG文庫)から発行された、性転換(変身)該当作品[ビーストプリンセス]の最終巻、第4巻です。
今回の話では、「月の王女」の生まれ変わりと言われ、新月の夜の間だけ、女の子の身体になってしまっていたが、前回の話の最後で、少女の姿から戻れなくなってしまった銀髪、銀の瞳の元少年「ツキ」と「ツキ」が少女の姿から戻れなくなってしまったせいで、義理の兄で育ての親である黒髪、黒の瞳の青年「リョウ」との兄弟仲はどこかぎくしゃくしたものになってはいたものの、ついに仲間たちと共に人間の王である皇帝が支配する都の有る中原へと辿り着いた所から話が始まり、「ツキ」を狙い暗躍する、兎の獣人「ハクタク」の正体や「ハクタク」の飼い主である、「黒き月の神子」の正体と目的等、すべての真相が明かされることになります。
性転換該当作品としては、個人的に最終巻と言うこともありますが、今回も「リョウ」と「ツキ」の二人の関係を中心に話が進み、前回までは同性と言うこともあってBL的な描写が多い印象を受けましたが、前回の最後から該当キャラの「ツキ」が、完全に女の子の身体になり、二人の心理描写がしっかり書かれ、二人の関係の変化も良く書かれていますので、性転換モノの作品としてもファンタジー系の恋愛モノの作品としても楽しめて読める巻になっていると思いますし、話の展開も今まで張られた伏線も回収されていて、敵側の「ハクタク」やその飼い主の「黒き月の神子」の目的や妄執が、恋愛感情がきっかけになっている所もしっかり書かれているのも良く、少しネタばれになりますが、終わり方も含め終盤の話の展開では、「リョウ」と「ツキ」の二人が結ばれ、子供ができたことで、「黒き月の神子」が倒されることになるのも、中々恋愛モノの作品らしくて良く、性転換モノとしても少し好みが分かれる所はありますが、良い終わり方の作品だと思います。また全巻を通して、作品としては、1巻から3巻の最後まで、主役である「リョウ」と「ツキ」が同性で義理の兄弟の為か、BL的な描写が多く、該当的にも「「ツキ」が新月の夜の間だけ、女の子の身体になってしまう」で、全体的に女の子の身体での出番はそれほど多くは無いですので、性転換該当作品としては、作品の評価が分かれる作品だと思いますが、該当キャラ「ツキ」の性格が、相手に頭突きをしたりもする、野生児の様な性格の個性的なキャラクターで、他の性転換該当の作品では、似たような性格の該当キャラは、殆んど見られず、女性向けの作品の中でも中々珍しい個性的な性格のヒロイン(?)だと思いますし、設定や世界観、話の展開などしっかりしていて、登場するキャラクターも中々個性的で良い、ファンタジー系の恋愛モノの作品としても面白く読める作品だと思いますので、女性向けの作品では有りますが、男性の方でも話の展開等の好みが合えば、中々オススメできる良い作品だと思います。
著者:志麻 友紀
エンターブレイン(2011-01-17)
作品内容
リョウ兄が好き……想いを自覚したツキ。“兄弟”の絆が今、奇跡を起こす!!
ツキが少女の姿から戻れなくなってしまった――それ以来、リョウとの兄弟仲はどこかぎくしゃくしたものに。それでも旅を続け、ついに中原へと辿り着いた一行だったが、ハクタクの策謀により全員捕らえられてしまう! 一人後宮へと連れて行かれたツキは、仲間の命と引き換えに、皇帝との夜伽を命じられ……!? その頃、「黒き月の神子」もまた、リョウを手に入れんと動き出した! ヒトかケモノか、「月の王女」が“愛する人”を選んだとき、世界の運命が決まる!! “月”を巡る運命の旅、堂々の終幕!
2011年1月にエンターブレイン(B’s‐LOG文庫)から発行された、性転換(変身)該当作品[ビーストプリンセス]の最終巻、第4巻です。
今回の話では、「月の王女」の生まれ変わりと言われ、新月の夜の間だけ、女の子の身体になってしまっていたが、前回の話の最後で、少女の姿から戻れなくなってしまった銀髪、銀の瞳の元少年「ツキ」と「ツキ」が少女の姿から戻れなくなってしまったせいで、義理の兄で育ての親である黒髪、黒の瞳の青年「リョウ」との兄弟仲はどこかぎくしゃくしたものになってはいたものの、ついに仲間たちと共に人間の王である皇帝が支配する都の有る中原へと辿り着いた所から話が始まり、「ツキ」を狙い暗躍する、兎の獣人「ハクタク」の正体や「ハクタク」の飼い主である、「黒き月の神子」の正体と目的等、すべての真相が明かされることになります。
性転換該当作品としては、個人的に最終巻と言うこともありますが、今回も「リョウ」と「ツキ」の二人の関係を中心に話が進み、前回までは同性と言うこともあってBL的な描写が多い印象を受けましたが、前回の最後から該当キャラの「ツキ」が、完全に女の子の身体になり、二人の心理描写がしっかり書かれ、二人の関係の変化も良く書かれていますので、性転換モノの作品としてもファンタジー系の恋愛モノの作品としても楽しめて読める巻になっていると思いますし、話の展開も今まで張られた伏線も回収されていて、敵側の「ハクタク」やその飼い主の「黒き月の神子」の目的や妄執が、恋愛感情がきっかけになっている所もしっかり書かれているのも良く、少しネタばれになりますが、終わり方も含め終盤の話の展開では、「リョウ」と「ツキ」の二人が結ばれ、子供ができたことで、「黒き月の神子」が倒されることになるのも、中々恋愛モノの作品らしくて良く、性転換モノとしても少し好みが分かれる所はありますが、良い終わり方の作品だと思います。また全巻を通して、作品としては、1巻から3巻の最後まで、主役である「リョウ」と「ツキ」が同性で義理の兄弟の為か、BL的な描写が多く、該当的にも「「ツキ」が新月の夜の間だけ、女の子の身体になってしまう」で、全体的に女の子の身体での出番はそれほど多くは無いですので、性転換該当作品としては、作品の評価が分かれる作品だと思いますが、該当キャラ「ツキ」の性格が、相手に頭突きをしたりもする、野生児の様な性格の個性的なキャラクターで、他の性転換該当の作品では、似たような性格の該当キャラは、殆んど見られず、女性向けの作品の中でも中々珍しい個性的な性格のヒロイン(?)だと思いますし、設定や世界観、話の展開などしっかりしていて、登場するキャラクターも中々個性的で良い、ファンタジー系の恋愛モノの作品としても面白く読める作品だと思いますので、女性向けの作品では有りますが、男性の方でも話の展開等の好みが合えば、中々オススメできる良い作品だと思います。
このブログで、ご紹介した1巻から3巻です。紹介文にはタイトルから行けます。
ビーストプリンセス -始まりは砂漠のバザールで- (B’s‐LOG文庫)
著者:志麻友紀
エンターブレイン(2010-04-15)
ビーストプリンセス -白き馬と月の輝く森で- (B’s‐LOG文庫)
著者:志麻 友紀
エンターブレイン(2010-05-17)
ビーストプリンセス -恋人たちは惑いの雪山で- (B’s‐LOG文庫)
著者:志麻 友紀
エンターブレイン(2010-09-15)
ビーストプリンセス -始まりは砂漠のバザールで- (B’s‐LOG文庫)
著者:志麻友紀
エンターブレイン(2010-04-15)
ビーストプリンセス -白き馬と月の輝く森で- (B’s‐LOG文庫)
著者:志麻 友紀
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ビーストプリンセス -恋人たちは惑いの雪山で- (B’s‐LOG文庫)
著者:志麻 友紀
エンターブレイン(2010-09-15)