ゆかりズム 3 (花とゆめCOMICS)
著者:潮見知佳
出版社:白泉社

作品内容
紫の家を訪れた真秀だが、里見と顔を合わせるとやはり険悪な雰囲気に。それを目にした紫は過去で何かあったはずのその2人について、もっと知りたいと思うようになる。そして夕紫の死の真相を暴くために嵩村と数馬のことも深く知ろうと決意する!! 艶やか転生ロマンス。 2013年8月刊。

2013年8月に白泉社(花とゆめCOMICS)から発行された、性転換(転生)、憑依該当作品[ゆかりズム]の第3巻です。
作品としては、出版社[白泉社]から毎月26日に発行されている,少女向けの月刊誌[別冊・花とゆめ]にて、2010年[12月号]から連載が開始された(一時休刊を挟んでいますが)、「主人公である歴史小説家の17歳の男子高生「小早川 紫」は、実は、江戸時代の花魁の女性「夕紫」の生まれ変わりで、眠るたびに見る、不思議な夢の中では、自分の意識が過去世である花魁の女性「夕紫」の身体に乗り移ってしまう」設定の憑依モノの要素もある転生モノの該当作品で、この第3巻に収録された話は、[別冊・花とゆめ・2011年12月号]、[別冊・花とゆめ・2012年1月号、3月号]、[別冊・花とゆめ・2013年6月号、8月号]に掲載された、第九話から第十三話までと書き下ろしのおまけマンガが1ページ収録されています。また今回収録された話では、「紫」の過去世である花魁の女性「夕紫」の死に関係している、凄腕の呪い師の男性「嵩村 静(「紫」のいる現代では、同級生の女子高生「立花 真秀」の過去世)」と「夕紫」の働く見世(店)の用心棒の男性「数馬(「紫」の屋敷の新しくお手伝いとしてやって来た男性「里見 克彦」の過去世)」の2人と「夕紫」との出会いや「夕紫」を含めた3人の其々の過去、過去世である「夕紫」との結びつきが強くなった事が要因で、現代の世界にいる「紫」、「真秀」、「克彦」の3人の身体に過去世の影響が強くなっていくのが描かれていきます。

性転換、憑依該当作品としては、個人的に今回も女性の身体になった該当キャラが女性の身体になった自分の身体に戸惑うなど、該当作品的な面白さは薄い面があると思いますが、今回も作中に登場するキャラクターのコミカルな表情や話の掛け合いなどは面白く、話の展開も上で書いたように、「紫」の過去世である花魁の女性「夕紫」や凄腕の呪い師の男性「嵩村 静」、「夕紫」の働く見世(店)の用心棒の男性「数馬」の其々の過去や出会い、「夕紫」自身の性格などがしっかり描かれていき、「紫」のいる現代の世界でも、「嵩村 静」と「数馬」の事を深く知ろうとする「紫」と過去世である「夕紫」の魂つながりが強くなった事とが原因で、現在と過去が重なり始め「紫」、「真秀」、「克彦」の其々が過去世の影響を強く受けていくのが描かれていくのも、転生モノの面白さが今回も上手く出ている話の展開になっていると思いますし、今回も作中では、過去世に無意識に引っ張られていく「真秀」と「克彦」、「夕紫」の身体に入り込んだ「紫」らの表情の変化、戸惑いなどもしっかり描かれ、憑依モノ的な面白さがあるシーンがあるのも良く、今巻の話の終わり方も今後の話の展開が期待できる終わり方になっているのではないかと思いますので、該当作品的な面白さは薄い面がありますが、現在と過去が其々しっかり描かれていき、憑依、転生モノの作品が好みに合う人には、話の展開が面白くて、今回もオススメできる良作のシリーズ作品ではないかと思います。
このブログでご紹介した、第1巻と第2巻です。このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
ゆかりズム 1 (花とゆめCOMICS)
出版社:白泉社
2011-06-20


ゆかりズム 2 (花とゆめCOMICS)
出版社:白泉社
2011-12-20