俺、ツインテールになります。4 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。4 (ガガガ文庫) [文庫]
著者:水沢 夢
出版:小学館

作品内容
変身解除不能! 男に戻れなくなった総二!

男の娘属性を持つというエレメリアン、ワームギルディたちとの戦いの直後、かつてない悲劇が総二を襲う。テイルレッドに変身した後、男である総二の姿に戻れなくなったのだ。変身を解除すると、そこには見たこともないツインテール美少女の姿が……。元に戻る方法が見つかるまでの間、「ソーラ」と名を変え、交換編入生として通学することになった総二だったが、女体化した彼の身に、風呂、トイレ、体育の着替えといった数々の試練(イベント)が降りかかる! ソーラファンクラ部を結成した男子生徒たちや、節操無しのトゥアールの魔の手をかわしながら、女子として生活するうちに、総二の精神にある変化が訪れる……。
巻数を重ねるごとに、ますます絶好調なツインテール!
4巻となる今回は、お色気成分と変態成分マシマシでお送りいたします!

2013年7月に小学館(ガガガ文庫)から発行された、性転換(変身)該当作品[俺、ツインテールになります。]の第4巻です。
作品としては、前にこのブログでもご紹介した、第6回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞を受賞した「ツインテールをこよなく愛す男子高校生が、赤いツインテールの幼女「テイルレッド」に変身して、究極のツインテール属性を手に入れようとする、未知の異世界人の大組織と戦う」と言う設定のツインテール愛にあふれた、主人公の一人称で話が進む、コメディタッチの変身ヒロインモノの性転換(変身)該当作品[俺、ツインテールになります。]の第4巻に当たる作品で、今回の話は、前回、「トゥアール」のストーカーだったものの、激戦の末「テイルレッド」への好意に目覚めた、人間の精神エネルギー「属性力(エレメーラ)」を糧にする、変態紳士にしか見えない異形の姿をした未知の異世界人「エレメリアン」の大組織「アルティメギル」の首領直属の幹部「ダークグラスパー」こと「イースナ」にファーストキスを奪われてしまった事がきっかけで、強力な「ツインテール属性」で起動及び生成される「空想装甲(テイルギア)」の調子に違和感を感じ始めた、ツインテールをこよなく愛す、主人公の男子生徒「観束 総二」こと赤毛のツインテール幼女「テイルレッド」は、今では敵味方共に恐れられる凶戦士と化した貧乳の幼馴染の女子生徒「津辺 愛香」こと第2の戦士「テイルブルー」や出現した「エレメリアン」を冷徹に刈りつくす「テイルブルー」が原因で、さらに性癖を悪化させている、お嬢様で生徒会長でもある女子生徒「神堂 慧理那」こと第3の戦士「ティルイエロー」、そして「テイルギア」と自身の「ツインテール属性」を「総二」へと託した、巨乳で変態な異世界人の女の子「トゥアール」らと協力し、新たな段階へと作戦を移行しつつある「アルティメギル」と戦っていたある日、対「テイルブルー」対策に選ばれた「男の娘属性」を持つ「エレメリアン・ワームギルディ(見た目ミミズ)」と「性転換属性」を持つ「エレメリアン・スネイルギルディ(見た目カタツムリ)」との戦いの直後、「テイルレッド」の身体から元の男子の身体である「観束 総二」の身体に戻れなくなってしまった事がきっかけで(因みに「テイルレッド」への変身能力は失っていない)、「総二」が幼女への変身機能のない「テイルレッド」に変身した姿とも言える、赤毛の髪をツインテールにし、生徒達全員を魅了する魅力に満ちあふれた、「愛香」より胸があるDカップの女子生徒「ソーラ・ミートゥカ」として学校に通いつつ、女の子としてツインテールの結び方などを学び、さらなるツインテールの奥深さを知りながら、元の身体に戻る術を探していく事になります。

性転換該当作品としては、個人的に遂にカバーの帯に4巻累計1200ツインテール突破と書かれているほど、作中でツインテールが連呼される、ツインテール愛にあふれた、コメディタッチの変身ヒロインモノの該当作品[俺、ツインテールになります。]の第4巻に当たる作品で、上で書いたように今回の話では、主人公である該当キャラ「観束 総二」が、「テイルレッド」に変身できるものの、元の男子の身体に戻る事が出来ず、女の子として学校に通う事になってしまう該当作品らしい話の展開になっているものの、作中では、今回も該当キャラがツインテール愛にあふれ過ぎている為、女の子の身体になった自分の身体に戸惑う又は興味を示す描写は全く無く、人により今回も該当作品としての評価や好みが大きく分かれる所があるのではないかと思いますが、作中では、女の子になった該当キャラのトイレシーンやお風呂シーン、他のメインキャラクターと共に女の子の水着を着て海に遊びに行くシーン、女の子になった自分の身体に魅了され狂喜乱舞する生徒たちに振り回されるなどの、該当作品らしいお約束的なシーンがしっかり描かれ(まあ、今回もツッコミ所は多いですが)、作中の各挿絵も良く、今回も作中に登場するキャラクター達のある種の突き抜けた話の掛け合いや主に「イースナ」を中心にした「アルティメギル」側の色々残念でダメージのでかいシュールな光景もしっかり描かれていくのもいいと思います。またネタバレになりますが、元の身体に戻れなくなった該当キャラが、ツインテールの結び方やツインテールにした女の子の生活など様々な事を学び、幹部クラスの「エレメリアン」との戦いのさなか、内なるツインテールと語り合い、制限時間のある2つの新フォームを手に入れる、特撮ヒーローモノらしい熱さに満ちた後半の話の展開も、このシリーズ作品が好みに合う人には面白く読め(やっぱりツッコミ所は多いですが)、作中では、色々残念な性格と生死の境をさまよう凶悪なツッコミの為に隠れがちな「トゥアール」の心情も語られているのは良いと思いますので、今回も該当作品としての評価は分かれる所がありますが、このシリーズ作品のある種突き抜けたコメディタッチの面白さが好みに合う人や変身ヒロインモノの作品又は該当作品が好みに合う人には、該当要素が多く今回もオススメできる中々良作の該当作品ではないかと思います。
このブログでもご紹介した第1巻から第3巻です。このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)
著者:水沢 夢
販売元:小学館
(2012-06-19)


俺、ツインテールになります。2 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。2 (ガガガ文庫) [文庫]
著者:水沢 夢
出版:小学館
(2012-11-20)

俺、ツインテールになります。3 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。3 (ガガガ文庫) [文庫]
著者:水沢 夢
出版:小学館
(2013-03-19)