俺、ツインテールになります。2 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。2 (ガガガ文庫)
著者:水沢 夢
販売元:小学館

作品内容
念願のツインテール部を設立したツインテイルズこと総二、愛香、トゥアールの三人。その活動内容はツインテールと世界の平和を守ること。科学技術担当のトゥアールが新たに製作にとりかかった第三のテイルギアは、変身すると巨乳になれる特別仕様。それを知った貧乳・愛香はプライドをかなぐり捨て、自分にくれと懇願するが…。一方、戦力を増強した異世界の変態怪物集団アルティメギルは、巨乳属性と貧乳属性の二派閥に分かれ、今にも内乱が起ころうとしていた。その混沌の中、彼らの前に首領直属の戦士・ダークグラスパーが降臨する―。

 2012年11月に小学館(ガガガ文庫)から発行された、性転換(変身)該当作品[俺、ツインテールになります。]の第2巻です。
作品としては、前にこのブログでもご紹介した、第6回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞を受賞した「ツインテールをこよなく愛す男子高校生が、赤いツインテールの幼女「テイルレッド」に変身して、究極のツインテール属性を手に入れようとする、未知の異世界人の大組織と戦う」と言う設定のツインテール愛にあふれた、主人公の一人称で話が進む、コメディタッチの変身ヒロインモノの性転換(変身)該当作品[俺、ツインテールになります。]の第2巻に当たる作品で、今回の話は、自身の持つ、この世界最強のツインテール属性で起動する、赤く煌くブレスレット「テイルブレス」から生成する「空想装甲(テイルギア)」を身にまとい武装した、赤毛のツインテール幼女「テイルレッド」に変身し、人間の精神エネルギー「属性力(エレメーラ)」を糧にする、端からは変態紳士にしか見えない異形の姿をした未知の異世界人「エレメリアン」の大組織「アルティメギル」の戦士達から、この世界のツインテール属性を守るために戦う事を決意した、ツインテールをこよなく愛し、遂に生態の域にまで達している、主人公の男子生徒「観束 総二」は、「テイルギア」を作り出した、巨乳で変態な異世界人の女の子「トゥアール」や幼馴染で、第2の戦士「テイルブルー」でもある、口より手が先に出る貧乳の女子生徒「津辺 愛香」と共に遂に死闘の末「アルティメギル」の幹部の1人「ドラグギルディ」を倒すものの、「アルティメギル」の新たなる部隊と幹部達が現れた事で、念願の「ツインテール部」を学校に設立した所から話が始まります。

性転換該当作品としては、個人的にツインテールの気配さえも感じる事もできる、該当キャラ「観束 総二」を主人公にし、貧乳への怒りから遂に狂戦士に覚醒してしまう、仲間からもダークヒーロー扱いの幼馴染や死の瀬戸際で毎日を生き続ける(主に自分の言動の所為で)、科学者でもある異世界人の女の子、「属性力」の増大から遂に趣味で経営している自分の喫茶店を中二喫茶へと変貌させた主人公の母親など個性豊かな仲間達と言動は熱いが基本変態紳士な敵組織の怪人達との戦いを描く、ツインテール愛にあふれた、コメディタッチの該当作品[俺、ツインテールになります。]の第2巻に当たる作品で、今回も該当キャラがツインテール愛にあふれ過ぎている為に該当作品的な面白さは薄く、人によって該当作品としての評価や好みは大きく分かれる作品ではないかと思いますが、作中には、赤毛のツインテール幼女に変身しできるようになった事からツインテールの髪を触るクセが付いてしまった所などが描写されているのは、男性が女性の身体に変身して戦う変身ヒロインモノの作品的な描写されているのは良く(まあ、ツインテール愛にあふれ過ぎている為に該当作品のお約束を完全にスルーしてしまうのは、ヒロイン達にも突っ込まれていますが)、話の展開も、婚期を逃し、年下の男子生徒全員に婚姻届を渡す、生徒会長お付きメイド長(因みに、体育教師も兼任)やヒーローモノの作品が大好きで、念願かなって変身ヒロインになることができたが、色々目覚め露出癖に目覚めた3人目の新たな戦士、巨乳と貧乳に別れ争う変態紳士な怪人たちを新たに加えて、今回もある種の突き抜けた話の掛け合いとバトルモノの熱い話の展開(やっぱり色々ツッコミどころは多いですが)が楽しめる話の展開になっていると思いますので、第1巻の話が面白かった人には、今回も十分に面白く読める作品ではないかと思いますし、作中では、主人公達の生活以外にも敵組織側の人間関係(怪人ではありますが)も描かれているのは面白く、終わり方も、敵組織に協力する謎の女の子が登場するなど、今後の話の展開が期待できる終わり方にもなっているのではないかと思いますので、該当作品としての面白さは評価が分かれる作品ではありますが、話の展開は面白く、コメディタッチの変身ヒロインモノの作品又は変身ヒロインモノの該当作品が好みに合う人や第1巻の話が面白かった人には、今回もオススメできる中々良作の該当作品ではないかと思います。
このブログでもご紹介した第1巻です。このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)
著者:水沢 夢
販売元:小学館
(2012-06-19)