うららちゃんのナカの人(2) (アクションコミックス)うららちゃんのナカの人(2) (アクションコミックス)
著者:真田 鈴
販売元:双葉社

作品内容
ヲタニートな同人作家の貴春と精神融合させられてしまった麗は、日を増すごとに彼女が望むフツーの日常とはかけ離れた…というか、オタク的な世界へと不本意ながら足を踏み入れていった。更には麗が寝ている間に貴春が暴走したり、身体の主導権が切り替わってしまったりと次々と押し寄せるトラブルの連続!! 二心同体イロモノコメディが辿り着く、ある意味感動する結末とは!?

2012年4月に双葉社(アクションコミックス)から発行された、憑依(精神同居)、脳移植(精神転移)該当作品[うららちゃんのナカの人]の最終巻:第2巻です。
作品としては、双葉社から2008年8月より配信が開始されているWEBコミック配信サイト[WEBコミックハイ!]にて、連載されていた、「ある日、マッドなサイエンティストの母と姉のせいで、隣の家に住む幼なじみで、浪人中の身でありながら生粋のヲタニートな同人作家「寺苑 貴春」と自分の身体を共有して遣うことになってしまった、フツーの生活に憧れる、主人公の女子高生「蓮浦 麗」が、同人作家である「貴春」が原因で、フツーとは真逆の二次ヲタの世界を垣間見ることになってしまう」話の展開の憑依(精神同居)、脳移植(精神転移)該当作品で、この最終巻:第2巻には、2011年1月から8月、2012年1月から3月にかけて配信された、第7話から最終話(第13話)までが収録されています。

憑依該当作品としては、個人的に前にこのブログでもご紹介した、「ある日、マッドなサイエンティストの母と姉のせいで、隣の家に住む幼なじみで、浪人中の身でありながら生粋のヲタニートな同人作家「寺苑 貴春」と自分の身体を共有して遣うことになってしまった、フツーの生活に憧れる、主人公の女子高生「蓮浦 麗」が、同人作家である「貴春」が原因で、フツーとは真逆の二次ヲタの世界を垣間見ることになってしまう」話の展開の憑依(精神同居)、脳移植(精神転移)該当作品[うららちゃんのナカの人]の最終巻:第2巻に当たる作品で、前に第1巻をご紹介した時にも書きましたが、全体的に絵柄は良く、登場するキャラクターも個性的で良いと思うものの、第1巻に収録された、第1話から第6話、この最終巻:第2巻に収録された、第7話までは、自分の身体に憑依している「貴春」の生活を「藍」が体験していく話の展開になっていますので、憑依モノ、性転換モノの面白さは薄い所があり、この最終巻:第2巻に収録された、最終話の終わり方が、打ち切り的な終わり方になっている印象を少し受けますので、人によっては、該当作品としての評価や好みが分かれる作品ではないかと思いますが、この最終巻:第2巻に収録された、第8話からの話の展開は、「藍」の身体に憑依している「貴春」が、「藍」の身体の主導権を握り、「藍」の身体で、女の子の身体での生活を体験する、該当作品としての面白さがしっかりある話の展開になっていて、「藍」の身体の主導権を握った「貴春」が、「藍」にブラジャーの着け方を教わるなどの該当作品らしいお約束的なシーンもしっかりあって、該当作品が好みに合う人や第1話から第7話までの話の展開に不満があった人には、楽しめて読める話の展開になっていると思いますし、作中の「藍」の身体の主導権を握った「貴春」の行動に右往左往する「藍」の表情や「藍」の身体の主導権を握った「貴春」が「藍」の身体で今後、好きなように漫画を描くために色々悪巧みを考えている所は、精神同居系の面白さと1つの身体を共有する事になった「藍」と「貴春」の個性がしっかり出ていて面白いと思いますので、上で書いたように第1巻を含め全体的に前半の話は、該当作品的な面白さが薄く、人により作品の評価や好みが分かれる所がありますが、後半の話は、該当作品としての面白さがしっかりあり、1つの身体を共有する事になった「藍」と「貴春」が、互いに相手の生活を体験し、互いに理解していく、コミカルタッチの話の構成と展開は面白く、精神同居系の該当作品が好みに合う人には、中々オススメできる良作の該当作品ではないかと思います。
上でご紹介した該当作品の第1巻です。このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
うららちゃんのナカの人(1) (アクションコミックス)うららちゃんのナカの人(1) (アクションコミックス)
著者:真田 鈴
販売元:双葉社
(2011-02-12)