可愛くなんかないからねっ!〈2〉 (電撃文庫)可愛くなんかないからねっ!〈2〉 (電撃文庫)
著者:瀬那 和章
販売元:アスキーメディアワークス

作品内容
町内で人形が盗まれる怪事件が続発。『隠れ謡』の関与を疑い調査を開始した文野ハル砂原コトだが、事件を解決する代わりに何故か町内祭のステージに出演することになってしまう。そのうえ、ハルがミュージカルに出演すると聞きつけたお兄ちゃんLOVEな妹・万里や、旧校舎のマイナークラブたちの手助けもあって、『長月祭』開催に向けて一致団結する『神話収集クラブ』の一同。
そんな中、突如練習を休むと言い出した砂原さん。……彼女の真意とはいったい?

2011年11月にアスキーメディアワークス(電撃文庫)から発行された、性転換(変身)、憑依(精神同居)該当作品[可愛くなんかないからねっ!]の一応完結となる第2巻です。
作品としては、中央に大きな川[神折川]が流れ、川を挟んで北と南に町が分かれている[神折町]を舞台にその町で、童謡などの昔から伝わる歌の意味を捻じ曲げることで起きる怪異を祓うヒロインの女の子の戦いにツッコミスキルは高いものの見た目や趣味は女の子ぽく、子供の頃であった名前も知らない女の子を想い続けている、性格的には、ごく普通の男子生徒である主人公が巻き込まれてしまう、主人公又は作中に登場する女性キャラの一人称で話が進む、バトル要素もある正統派のラブコメモノの該当作品で、今回の話は、上の作品内容に書いてあるように前回の話で、学年の三大美少女の一人に数えられる同じクラスの同級生で、この世界の事である、形ある世界[物世]に重なり合うように存在し、人々の言葉によってつながっている、形のない世界[幽世]から歌の隠された意味[隠れ謡]によって[物世]に現れる、穢れ[[幽神]を祓う巫女[歌祓の巫女]としての仕事を生業にしている、女子生徒「砂原 コト」の仕事を手伝う事になったことがきっかけで、童謡[さくら]の[隠れ謡]を使い、「コト」の住む[歌祓神社]にある[黄泉桜]の妖精「ヨミ」と一心同体となり、腰まで届く綺麗な桜色の長い髪の毛が特徴の可愛い女の子の身体に変身して、「コト」と共に[隠れ謡]が関わっていると思われる、怪事件を解決する事になった、学年の三大美少女の一人に数えられているほどの美貌(?)の持ち主の高校1年生の男子生徒「文野 春」は、毎年七月にこの町で開かれる[長月祭]の開催日が近ずいた、ある日、町内で人形が盗まれる怪事件の犯人を捕まえる為に「春」の大切なウサギのヌイグルを囮にする所から話が始まり、今回は[長月祭]で「春」たちが演じる事になったミュージカルとそのミュージカルの練習中におきた、「コト」と深い関わりがある[隠れ謡]の事件を中心に話が進んでいきます。

個人的に作品としては、中央に大きな川[神折川]が流れ、川を挟んで北と南に町が分かれている[神折町]を舞台にその町で、童謡などの昔から伝わる歌の意味を捻じ曲げることで起きる怪異を祓うヒロインの女の子の戦いにツッコミスキルは高いものの見た目や趣味は女の子ぽく、子供の頃であった名前も知らない女の子を想い続けている、性格的には、ごく普通の男子生徒である主人公が巻き込まれてしまう、主人公又は作中に登場する女性キャラの一人称で話が進む、バトル要素もある正統派のラブコメモノの話の展開の該当作品[可愛くなんかないからねっ!]の一応完結となる第2巻で、今回も主人公の可愛さが上手く出ている一人称で話が進み、話のテンポも良く、今回も読みやすい作品だと思うものの、今回も主人公の独特な台詞回しや少しネタバレになりますが、[長月祭]で主人公たちが演じる事になったミュージカルとそのミュージカルの練習中におきた、メインヒロインの1人「砂原 コト」と深い関わりがある[隠れ謡]の事件、[長月祭]の裏で開催される[裏祭]に関わる、主人公である男子生徒「文野 春」の事が大好きな「春」の妹「文野 万里」に関係した話、「春」が子供の時から想い続けている、名前も知らない女の子「月ウサギの君」の正体など、幾つもの出来事が絡んでくる為か、話の中盤あたりで、「コト」の出番が少なり、幾つかの伏線が回収されていないなど、今回も人により、作品の評価や好みが分かれる所があるのではないかと思います。しかしながら、作中で起こる幾つもの出来事をテンポ良く中々しっかり纏め上げていて、前作に比べ大幅に増えた、作中に登場するキャラクターたちの性格も個性的で、多数のキャラクター達が登場する、お祭り騒ぎ的な話の展開が好む人や前作の話が面白かった人には、今回も面白く読める話の展開ではないかと思いますし、今回も童謡などの昔から伝わる歌に別の意味があり、そのことで怪異が起こる[隠れ謡]の読み解き方も面白く、終わり方も幾つかの伏線が回収されていないものの、この作品らしい終わり方になっていて、良いと思いますので、前作と同じく、人によって作品の評価や好みが分かれる作品ではないかと思いますが、前作の話が面白かった人やこの作品に興味がある人には、今回も楽しめて読める良い作品ではないかと思います。

性転換、憑依該当作品としては、個人的に前に第1巻をご紹介したときや上でも書きましたが、この作品の該当キャラは、男の娘系の該当キャラで、今回も該当キャラである主人公の独特な台詞回しや話の展開に人によって、作品の評価や好みが分かれる所がありますが、今回も主人公の可愛さが上手く出ている一人称で話が進み、前作の第1巻と違い、冒頭から女の子の身体になった該当キャラの出番は多く、特に該当キャラが女の子の身体に変身するたびに該当キャラの服装が変わり、その該当キャラの姿に挿絵が殆んど付いているのも良いと思いますし、今回も普段のときの該当キャラの可愛さに対しての周囲の反応や前作と同じく、女の子の身体になった該当キャラに対しての作中に登場する該当キャラの親友の男子生徒と該当キャラの妹の女の子の反応や行動は、前作以上に激しく好みが合う人には、面白く読める作品だと思いますので、全体的に、前作と同じく、人によって作品の評価や好みが分かれる作品ではないかと思いますが、前作の話が面白かった人や該当キャラが女の子の身体に変身する、バトル要素もある該当作品が好みに合う人には、該当キャラの出番も中々多くて、楽しめて読める良い該当作品ではないかと思います。
このブログでご紹介した、前作第1巻です。このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
可愛くなんかないからねっ! (電撃文庫)可愛くなんかないからねっ! (電撃文庫)
著者:瀬那 和章
販売元:アスキーメディアワークス
(2011-06-10)