
著者:川岸 殴魚
販売元:小学館
作品内容
女の子になった大沼に、モテ期到来!?
【はじめに】とある週末の夜。ナナの手料理を食べ、Tシャツにジャージ姿で横になった大沼は、
天狗のかえでとバラエティー番組を観ながら考えていた。
最近、少し太ったかな? でも、毎日こんな感じなら邪神も悪くないかな……。
本書はそんな、邪神慣れしてダレていたら、女の子になってしまった
主人公の日常について書かれた小説です。
女の子用邪神マニュアル『JASSY』を読んで、邪神風ファッション&メイクでキラかわ☆
それでもわりとOKっぽい物語を楽しみましょう。
男の娘攻略には役に立たない!ボケ倒しコメディ第4弾!!
2009年6月に発行された、第1巻です。

著者:川岸 殴魚
販売元:小学館
作品内容
自分は邪神ではないと思っていたのに『初心者らくらく邪神マニュアル+スターターキット』を入手し、その筋の道を歩き始めてしまった。ついでに、誘惑に駆られてスターターキットを使用したら、使い魔と名乗る女の子が現れて嬉し恥ずかし。しかし、次の瞬間、首の骨が折れて意識が消えかけている―。本書は、そんな初心者のラノベ主人公・大沼貴幸くんの日常について書かれた小説です。第3回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作。
作品としては、第3回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作のシリーズ作品で、2009年6月に1巻が小学館(ガガガ文庫)から発行された作品で、2010年6月現在までに計4巻発行され、2010年6月に発行された第4巻が性転換(変身)該当作品になります。
個人的に本編の話は、全邪協(全世界邪神育成及び管理協会)に邪神として発見され、「初心者らくらく邪神マニュアル+スターターキット」を送りつけられた、高校生の主人公「大沼 貴幸」の一人称で話が進んでいくコメディ作品で、この作品の特徴は、目次から、章題を兼ねている、上記で描いた「邪神マニュアル」の章題になっていますし、「邪神マニュアル」を話の本編と共に読み進めていく形式になっていて、他にも「恋愛マニュアル」などの他の本の内容が出てくるのが特徴の珍しい構成の作品だと思います。また本編の話自体は、あらすじに書いてあるように主人公「大沼 貴幸」の日常について書かれていて、ストーリー展開は、余り無いように感じる作品ですが、邪神として災いや争いをけしかける、「邪神マニュアル」に付属していた「ゴモリーの姿をかたどったスターターキット」からラクダと共に出てきた使い魔と名乗る女の子「ナナ(ロット番号ほー七)や作中、えらく活躍するお婆さん達に邪神だと告白した大沼にさして驚きもしないクラスメイト達など一癖も二癖もある個性豊かな性格のキャラクターが登場しますし、その上、ラーメン替え玉無料券を代償に召喚した、配下の妖魔、雌の天狗「かえで」や生前「大沼」が通う、私立川又高校の初代校長だった「グールC(3巻では高校の生徒会長に就任)」に江戸時代から勇者業を営む、「勇者処(どころ)田中」の十六代目当主「田中 露都(ロト)」とその弟「田中 ああああ(本名)」など、他の邪神や魔王を主人公や題材とした作品ではあまり見たことがない、キャラクターも登場していて、某国民的ファンタジーRPG等の邪神や魔王、魔物がでてくる、RPGの小ネタも多く、全体的に不思議な雰囲気の有る、珍しい構成の脱力系のコメディ作品だと思いますので、人により作品の評価が結構大きく分かれる作品だと思いますが、個人的に不思議と次の巻が読みたくなる面白い構成の作品だと思います。
2010年6月に発行された、性転換(変身)該当の4巻ですが、該当は「ある週末の夜、Tシャツにジャージ姿で横になって、雌の天狗「かえで」とバラエティー番組を観ていた、中級以下初心者以上の邪神「大沼 貴幸(3巻で、鼻さわりの技を取得)」は、2巻から登場している、「大沼」が通う、私立川又高校の1年後輩の黒魔術に傾倒して学校に来ていない女子生徒「一条 凛」に邪神として何時もの様に「凛」の部屋に突然召喚されてしまったが、「大沼」を召喚中に魔法陣に落ちた「凛」の持つ女性物のブラジャーと召喚中に合体してしまい、何故か髪の長い、胸が巨乳の女の子になってしまう」です。
性転換該当作品としては、個人的に話しの前半(STEP1からSTEP6の最初まで)は、「ナナ」に信者会得の為、女性の服を着せられ化粧をされたり、学校でも女の子になったことをあっさり受け入れられ、女子生徒の制服に着替えさせられ、女子更衣室で女子生徒と着替えて、胸を揉まれたりなど、性転換モノのお約束的なシーンが多く、シーンは短いですが、女の子の生活に馴染んでいるシーンもありますので、性転換モノの好きな人には、楽しめる中々良い展開の話になっていると思いますが、話の後半(STEP6以降)は、犬やグール等になったりしますので、話の展開的に性転換該当作品としての評価は人により結構分かれる作品ではないかと思います。また性転換該当の話は、話の半分ぐらいですが、表紙を含めて、カラー口絵や挿絵など該当キャラのイラストも多く、該当作品としては、話も含めて、中々良い作品だと思いますし、話もいつも道理のノリで、この作品が面白いと思う人や、短くても性転換モノの話が入っていれば、話を楽しめる人には中々良い作品ではないかとも思う作品です。