理の守護神さま。三.血塗れの統率者 (GA文庫 と 3-3)理の守護神さま。三.血塗れの統率者 (GA文庫 と 3-3)
著者:十目 一八
販売元:ソフトバンククリエイティブ

あらすじ
「現代の建築技術は凄いのじゃな。僅かな日数でここまで戻すか」
RICが起こした巨人騒ぎ。街に刻まれた痕は消えていなかったが、表面上は活気を取り戻していた。
「問題は地脈か。回復する前にまた奴らも動き出すじゃろうからの」
次の一手を防ぐため警戒する時雨たち。魅柚もその任に付いていた。
「私の言うとおりにして目標を発見できたら、祭利ちゃんにはノーパン猫耳尻尾と眼鏡付きミニスカメイド服で繁華街へ繰り出して、衆人環視の中、頭から水を被って貰うよ。色々透けているとこをビデオ撮影してネットで全世界へ晒してあげる♪」
四日後。そんな魅柚たちの前で、事態は再び動き始める――!!"

2010年6月にソフトバンククリエイティブ(GA文庫)から発行された、個性豊か過ぎる女性キャラクターたちと前回の話で養女ができた該当キャラ「森羅(龍方) 樹理」が登場する、性転換(変身)該当作品[理の守護神さま。]の3巻目です。

今回の話は、前回、龍方家が管理する実験都市「岸扇町」で、無目的型の異能テロリスト集団「RIC」が起こした巨人騒ぎも解決し、表面上は街に活気が戻し始めた所から話は始まります。
個人的に今回も個性豊か過ぎるキャラクター同士の掛け合いが面白く、バトルシーンも派手で、キャラクター同士の戦闘の駆け引きも面白い作品だと思いますし、結構、設定関係の説明も多く、人物関係なども複雑になってきていますが、設定や人物関係は、しっかりと組まれていて、全体的に楽しく読める、面白い作品だと思います。また挿絵などや巻末に収録されている書き下ろしの短編も良く、面白いと思いますし、今回も複線なども多く、多少、恋愛関係の話も出てきていますので、次の巻の話の展開が気になる作品だとも思います。

性転換該当作品としては、個人的に作中バトルシーンが多いためか、該当キャラ「森羅 樹理」の出番は、多少少ない感じがしましたし、性転換モノとしての面白さは微妙な所はありますが、登場するシーンは面白いシーンが多く、特に話の終わりのお風呂シーンは面白いと思う作品です。また今回の表紙は、該当キャラ「森羅 樹理」が表紙で、口絵や挿絵にも結構、登場していますので、イラスト的にも中々良い作品だと思います。
このブログでご紹介した、1巻と2巻です。このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
理の守護神さま。一.黒使の少女・龍方時雨 (GA文庫)
理の守護神さま。一.黒使の少女・龍方時雨 (GA文庫)
著者:十目 一八
販売元:ソフトバンククリエイティブ
発売日:2009-10-15


理の守護神さま。二.和気喧騒の三姉妹 (GA文庫)理の守護神さま。二.和気喧騒の三姉妹 (GA文庫)
著者:十目 一八
販売元:ソフトバンククリエイティブ
発売日:2010-01-15