ぷりんせす・そーど!4 戦うサツキと悪夢の日 (GA文庫)ぷりんせす・そーど!4 戦うサツキと悪夢の日 (GA文庫)
著者:神野 オキナ
販売元:ソフトバンククリエイティブ

あらすじ

リャドラ・リメイヌヒたち「十二の腕」による襲撃を辛うじて退けたサツキは、ニファーリアとお互いの想いを確かめあったり、タシアナさんから衝撃的な提案を受けたりと、慌ただしい日常を送っていた。
だが、そちらにかまけてばかりもいられない。神聖タイハン王国から正式に「国交決闘」の申し入れがあったのだ。
凄腕の魔法騎士ティシアによる猛攻に、一敗地に塗れるサツキ。しかも、その戦いの裏では、またも暗殺者リャドラによる卑劣な策略が蠢いていた!
失意のサツキに追い打ちをかけるように、事態はさらなる激変を見せる。
はたしてサツキたちの運命は!?

2010年5月にソフトバンククリエイティブ(GA文庫)から発行された、性転換(変身)該当作品[ぷりんせす・そーど!]の4巻目です。

今回の話は、前回の話で、神聖タイハン王国の「十二の腕」達による襲撃を辛うじて退けたり、「ニファーリア」や「タシアナ」との恋愛に本人にとっては意外な決着を向かえたりと慌ただしい日常を送っている、主人公「南天 五月」は、神聖タイハン王国からの正式に申し入れがあった「国交決闘」で、「五月」と何故かそっくりな顔立ちをした神聖タイハン王国の「十二の腕」の一人「ティシア(本当は女性だが戦闘中は性転換魔法で男の姿になっている)」との戦いに敗れ、同じく「十二の腕」の一人「リャドラ・リメイヌヒ」の策略によって、「国交決闘」中に掛っている、性転換魔法のペナルティ(十名以上の男性に女性であると認識された場合、女の子の体のままになる)によって完全な女の子の身体になってしまいます。

作品としては、個人的に挿絵も良く、シリアスな話とコミカルな話をバランスよく交えて話が進んで、面白いと思いますし、あとがきに書いていましたが、話は次の巻で完結するようですので、伏線も多く、世界観に関係した話も有り、最後に向けて盛り上がってきたと思います。また人間関係や世界観等、結構、複雑で、規模の大きい設定の話だと思いますので、次回の最終巻の話の終わらせ方が気になる作品です。

性転換該当作品としては、個人的に上でも書きましたが、該当キャラ「南天 五月」が、性転換魔法のペナルティによって完全な女の子の身体になってしまい、その上、話の最後まで女の子の身体のままで話が進み、お風呂や着替え等、性転換モノの面白いシーンも多く、良いと思いますので、他の巻よりも楽しめる巻になっていると思います。また前書きに書いていましたが、表紙や挿絵の「五月」の胸が巻を進むことに少しずつ成長しているように描いているそうですので、前の巻を読みなおしてみるのも面白いと思う作品です。
このブログでご紹介した1巻~3巻です。紹介文にはタイトルから行けます。
ぷりんせす・そーど!1 戦うサツキとプリンセス (GA文庫)
ぷりんせす・そーど!1 戦うサツキとプリンセス (GA文庫)
著者:神野 オキナ
販売元:ソフトバンククリエイティブ
発売日:2008-06-14


ぷりんせす・そーど!2 戦うサツキとヴァルキリー (GA文庫)ぷりんせす・そーど!2 戦うサツキとヴァルキリー (GA文庫)
著者:神野 オキナ
販売元:ソフトバンク パブリッシング
発売日:2008-09-16


ぷりんせす・そーど!3 戦うサツキと恋の道 (GA文庫)ぷりんせす・そーど!3 戦うサツキと恋の道 (GA文庫)
著者:神野 オキナ
販売元:ソフトバンククリエイティブ
発売日:2009-07-15