けんぷファー 12 (MF文庫 J つ 2-15)けんぷファー 12 (MF文庫 J つ 2-15)
著者:築地 俊彦
販売元:メディアファクトリー

あらすじ
女の子に変身して戦う「ケンプファー」になってしまった瀬能ナツル。憧れのクラスメイトであり、全ての黒幕(かもしれない)沙倉楓の実家を訪れた紅音や雫、水琴たちは、突然白のケンプファーにおそわれる! プールから謎の地下施設に逃げ込んだナツル達が見つけたものは、臓物アニマルを生み出す実験場のような場所と、そしてー戦いに負けて消えたはずの過去のケンプファーたちだった! その姿に、ナツルたちだけでなくさしもの雫も動揺する。そんな中で白のケンプファーと、さらには楓があらわれてー。

2010年3月にメディアファクトリー(MF文庫 J)から発行された、性転換(変身)該当作品[けんぷファー]の最終巻、12巻です。
今回の話は、前回の続きで、「沙倉 楓」の家の下にある地下施設で、過去に戦いで負け消えていった、「ケンプファー」の少女たちが水槽の中に入れられた場所を発見し、その中から「三郷 雫」に高校生活から生徒会、「ケンプファー」のことまで全て、教えてくれた先輩「篠宮 多美子」が中に入った水槽を見つけた所から話が始まります。

個人的に最後まで面白かったです。最終巻だと言うことも有りますが、話の密度が濃く、展開も二転三転しますし、バトルシーンも派手で、先が気になる作りになっていると思います。「ナツル」を巡る恋愛にも決着がつきますが、人によっては、「ナツル」が好きになった相手が意外に思うかも知れません。また「沙倉 楓」や「ケンプファー」に関しての謎も全て明かされますが、個人的には、納得がいく説明でしたので良いと思いますが、人によっては、納得がいかないところが有るかもしれないと思いました。

性転換該当作品としては、個人的に最終巻ですので、該当作品としての面白さは少ないかも知れませんが、全巻を通しての感想は、コミックやアニメにもなりましたし、全15巻の長いシリーズ作品で、挿絵も良く、話の展開も早く、特に6巻辺りまでは、該当作品の面白さが充実していると思いますし、その後の、「ナツル」を巡る恋愛や「ケンプファー」に関しての謎、バトルシーンの描写等、見所が多く、個人的にとても楽しく読めたので、オススメの性転換該当のシリーズ作品だと思います。またあとがきにはこれ以上小説は出ないようですが、個人的に最後も良い終わり方をしていると思いますので、この後の後日談が読みたいと思う作品でもあります。
このブログでご紹介した、他の巻です。
このブログでの紹介文にはタイトルから行けます。
けんぷファー〈1〉 (MF文庫J)けんぷファー〈1〉 (MF文庫J)
著者:築地 俊彦
販売元:メディアファクトリー
発売日:2006-11


けんぷファー 11 (MF文庫J つ 2-14)
けんぷファー 11 (MF文庫J つ 2-14)
著者:築地 俊彦
販売元:メディアファクトリー
発売日:2009-12-22