
著者:茅田 砂胡
販売元:中央公論新社
あらすじ
低能海賊がケリーを本気で怒らせた。触れてはいけない男の過去を土足で踏みにじったのだ。彼は左眼を琥珀色に輝かせ口元には薄く微笑みをはいた。もう誰にも止められない。この空域の船は残らず消滅する―!リミッター解除!!私―ダイアナ・イレヴンスは白い閃光となって跳躍した。
電子書籍でも出版されている、スカーレット・ウィザードシリーズの4巻目です。
今回は、前回の続きから始まり、本気で怒ったケリーの海賊の王と呼ばれる、その実力が披露されます。その後、ケリーの過去に関する話があり、話の最後では、重役たちも等々、強硬策に打って出ます。
今回のジャスミンは、最初の方はおとなしく、ケリーのサポートに徹していますが、重役たちの行為に怒り爆発し最後は大暴走します。
個人的に次の5巻で、このシリーズは一応、完結しますが、とにかく最後まで目が離せない作品です。しかし重役たちもとんでもない夫婦に喧嘩を売ったものです。